涙目になりながらの生活が続く

もう25歳。東京は寒い。

ヒゲ脱毛4回目 蝉の鳴き声響く7月の終わり

暑い。

とにかく暑い。

 

うだるような暑さとはよく言ったもので、いまの僕にできるのは冷房の効いた自宅で素麺を食べながら、熱闘甲子園に涙を流すことである。

 

昔、「ピューと吹く!ジャガー」という伝説的なギャグ漫画があったのだが、田舎出身のお笑い芸人を目指すだかなんだかという青年が、「これがTOKYO!凍えるに狂うと書いて凍狂だっぺか!」と驚くシーンがあった。

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このシーン

気温は30℃を超えても、東京は凍えるような冷たさと狂気に満ち溢れているのである。

清楚な見た目の女子大生はパパ活に精を出し、慣れないピンヒールを履いて今日も西麻布にタクシーで乗り付ける。日中を得意先回りという至極無駄な過ごし方をする30代のサラリーマンは、ビットコインで一攫千金をもくろむ。闇営業に繰り出すお笑い芸人は、9000万円くらいの一戸建てをぽんと買ってしまう。

こういう街に僕は住んでいて、どうにか温かい心を失わないようにもがいている。

そしてヒゲ脱毛もしている。

ということで

ヒゲ脱毛4回目に

行ってきました。

 

4回目は忘却と共に

かの有名なニーチェは「忘却はよりよき前進を生む。」という言葉を残している。過去に囚われている時間よりも、未来に向けて尽力したほうが良いという真理を突いた名言である。ぜひ、いまだに過去の女を引きずってMONGOL800の「あなたに」を歌うときに「あなた」の部分をその女性の名前に変えて歌っている友人に3万回ほど言い聞かせたい。

 

さて、突然忘却について語り出したのは、この僕が4回目のヒゲ脱毛の予約を1度すっぽかしたからである。急な予定が入ったわけでもなく、アベンジャーズに「サノスがとうとう攻めてきたから助けてくれ!」とお願いさてたわけでもなく、シンプルにすっぽかした。気づいた時には予約時間をはるかに過ぎていて、不思議と「やべー!」とかは全く思わずに、「あぁ、すっぽかしちゃったわ」くらいの感情しかわいてこない。

 

再予約の電話をしたのだが、我らが湘南美容外科のホスピタリティの神髄が発揮されることになった。通常、連絡無しでキャンセル&再予約の場合は手数料が3000円ほど発生するのだが、なんと初回に限り無料でよいとのこと。

なんというホスピタリティ。これが日本の「お・も・て・な・し」の心なのか。

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ご結婚、おめでとうございます

 

そんなわけで、僕は追加の事務手数料を取られることも無く、後日4回目のヒゲ脱毛に向かったのでした。

 

担当は…

さて、毎度楽しみにしている担当さんガチャ。「お姉さん!」と書いていないので察しが良い方はお気づきかもしてないが、お兄さんだった。

このお兄さん口調も優しく、施術もすごく丁寧。大満足のご対応だったのだが、いかんせん目鼻立ちがくっきりしすぎている。不自然なほど、くっきりしている。そこで気づいてしまったのだ、「この人、いじったな…」と。よくよく考えれば、ここは湘南美容外科。目を二重にする手術なんてお手の物。きっと社割なんかもあるんだろう。

別に整形を肯定するわけでもないし否定するわけでもないが、心の中のなかやまきんに君が「やったの、やってないの、、どっちなんだぁい!!」とうるさかったので、どうか整形をするときは、完璧にばれない位に仕上げるか、あからさまにするか、どっちかにしてほしい。

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うるさい人

 

 

いつも通り

多くの方は予想しているかと思うが、案の定施術はいつも通りの展開で進み、つつがなく終了した。痛さはあったが、どうやら僕の顔面下半分も慣れてきたようだ。整形(疑惑)のお兄さんとも、施術直後から軽妙なトークを繰り広げる余裕もあった。

 

それから、どうした

残された施術はあと2回。どうやらラストの2回はそれぞれ2か月ほどの期間を空けてからになるらしい。今までより期間を長めに空けることで、より効果が出やすくなるとのことだ。

 

僕のヒゲ脱毛も、かなり終盤に差し掛かってきた。タイタニックなら、船が沈み始めたころだろうか。この先に待つのは希望か絶望か。ジャックとローズは永遠の別れを迎えてしまうのか。全米は涙するのか。乞うご期待。