ヒゲ脱毛1回目 夕焼けが綺麗な2月末
僕はずっと、神様はいい感じに僕ら人間をデザインしたものだなぁと思っていた。
指は比較的便利だし、脚だって歩くのには充分。もしかしたら「股間に膨張するゴムみたいな棒がついてたら面白くね?」みたいな部分もあったかもしれない。
けど、基本的には素敵だと思う。
人によって若干の違いを持たせたのも、それはそれで今どきの言葉なら「エモい」のかなと。
でも、ヒゲって必要?
そう思ってしまった。
だってヒゲのデメリットだけでも
- 忙しい朝に5分〜10分時間を使う
- その割に夜になると青くなってカッコ悪い
- 生えてるだけで不潔っぽい
などなどあると思う。
ヒゲは神様のデザインミスだ。
レイヤーの透過を忘れたとか、マージする時に一個前のフォルダ開けちゃったとか、スキャンする時にホコリが挟まってたみたいなミス。
そう思ったので、
ヒゲ脱毛に行きました
僕のヒゲを脱毛してくれる場所
自宅がある下北沢から、小田急線の急行で10分くらい。日本のセンター、東京の前田敦子ポジションと名高い街「新宿」にやってきた。
今回、僕がヒゲ脱毛の地に選んだのは
「湘南美容クリニック 新宿レーザー院」
美容皮膚科(新宿レーザー院)|脂肪吸引、二重術、医療脱毛なら湘南美容クリニック
「1億総美容系に興味ある時代」と言わんばかりの昨今、ヒゲ脱毛を行ってくれるクリニックやサロンは星の数ほどある。
僕の地元の日本で1番中途半端な街である静岡ならまだしも、ここは東京。
人口の半数以上がウザったいインフルエンサーを目指していることもあり、たくさんの病院やサロンがサービスを提供している。
そんな中、僕がここを選んだのは、
- 安い(後で詳しく)
- CMもバンバン打つくらい有名で大きい会社
- 家から比較的近い
- なんかスタッフの人が美人そう
といういたって普通の理由。
だって、人生初めてのことだから比較もできないし。
新宿レーザー院は、新宿駅西口から徒歩5分ほどで、上京したばかりの「ひょえ〜、ここが新宿だっぺか!」的なイガグリ少年も迷わない分かりやすい立地。
院内も清潔感に溢れ、むしろ汚れきった自分の心が1番汚いんじゃないかと不安になる。
受付のお姉さん(美人)の対応も申し分なく、この時点でここを選んで正解だったなと思いました。
お値段
きっと、ここが一番気になるでしょう。
僕はいたって普通のサラリーマン。
不動産収入で寝てるだけで100万稼ぐ人なわけでもなく、1クリックで1億円を手に入れてドバイに住んじゃうタイプでもない。
事前にいくつかのクリニックを調査したところ、ヒゲ脱毛の相場は大体5万円くらいから10万円くらいまで。気軽にポンって出せる金額ではない。
しかし、我が湘南美容外科。
1番基本的な、アゴ下・アゴ・鼻下6回コースがなんとお値段、29,800円。
これは、安い。
「芸能人、モデルが所属!」みたいな風俗くらいな価格になった。
さらに、僕が偶然発見した
「お正月限定1万円引きクーポン」という大盤振る舞いにもほどがある神クーポンが適用され、税込19,800円。
いつのまにか「そこそこいい性感マッサージの90分コース」くらいのお値段になったのだ。
女の子とご飯に行く時にクーポンを使う男は嫌われるというが、湘南美容ではそんなことはない。
「あのぉ…クーポン使いたいんすけど…」
と恐るおそる尋ねる僕に対しても
「はい、大丈夫ですよー!」と爽やかに対応してくれるスタッフさん(美人)。
「クーポン使ったらしいよ笑笑」と院内中からクスクス笑われると覚悟していた僕にとって、湘南美容は優しすぎるくらいだった。
施術内容
今回僕がお願いしたコースは、「アゴ下・アゴ・鼻下6回コース」というスタンダードなコース。全6回を半年くらいかけて進めていく。
実は今回の1回目の前に、1度相談&お支払いで新宿レーザー院を訪れている。
その際に施術の方法や金額の説明、注意事項などを教えてもらった。もちろん相談は無料なので、みなさん気軽に行ってほしい。個人経営のバーとかカフェよりは格段に行きやすいと思う。関係ないけど、あぁいう一見さんお断りの雰囲気を出しているお店はすごく損をしてると思う。
話は戻り、施術のこと。
今回僕が使用する機械は、メディオスターという比較的新しめの機械。今までの機械が戸田恵梨香ぐらいだとしたら、メディオスターは広瀬すずくらいだと思ってほしい。
見た目は、妊婦さんがお腹の検査をするアレに似ている。
詳しい説明はググってほしいが、ヒゲを生産している場所に栄養を与えるバルジ体とかいう場所をぶっ壊すらしい。現場の人間に言っても変わらないから、金を出してるスポンサーを攻めちゃおうという発想である。
事前に受けた注意事項としては、
- 人によって感じ方は違うけど、痛いよ。
- 黒いものに反応するから、日焼けしないでね。
- 保湿しっかりしてね。
- 施術した日は、お酒飲んだり運動しないでね
というシンプルなもの。
これくらい守れないとヒゲを脱毛するというハイソサエティな体験はできないのである。
さて、実際に施術室に通された僕。
残念ながら担当してくれたスタッフさんは男性だったが、笑顔が素敵な優しい人だった。ぶっちゃけめちゃくちゃ緊張していたので、むしろ男性でよかったです。
施術の流れ
まずは簡単な説明があって、蛍光ペンみたいなので施術範囲を描いていく。顔面がキャンバス状態である。
そして仰向けの状態に寝た僕に、レーザーから目を保護するためのキャップを付けられる。
ウルトラマンに変身するメガネ的なやつである。
男子ならみな分かると思うが、こういうのを付けるとなぜがテンションが爆上がりする。
「あっ僕はウルトラマンになったんだ。この後の施術なんて怖くないぞ!強いんだぞ、僕は!」という気持ちにすらなる。もしかしたら、患者の気合を入れる作用もあるのかもしれない。凄いぞ、ウルトラマン。
そして、顔にジェルを塗っていよいよ施術スタート。ちなみにジェルはそこそこ冷たいので注意してほしい。僕みたいに「ひゃっ!」という漫画のヒロイン的な声を出してしまい、恥ずかしい思いをして欲しくない。
施術は比較的痛みの少ないアゴからスタートするらしい。
「じゃあ始めますねー」というお兄さんの声とともにレーザー照射が始まった。
実際、痛いの?
これも気になる大きなポイントだろう。
口ではみんな「別に痛いのとかオレ大丈夫だしっ!」と見栄をはるが、できることなら痛い思いをしたくない。大人になってから痛くなるのは、失恋をしてしまった時と深夜テンションでTwitterにポエムをのせてしまったときでいい。
あくまで僕の感想だが、施術場所別に痛さを解説していこう。
まずは最初にレーザーを照射したアゴ。
照射されてまず思ったのは、「あれ、意外と痛くないぞ?」だった。たしかにチクチクするような痛みはあるが、我慢できないほどではない。
事前に調べた感じだと、「輪ゴムでパチンってされる」とか「爪でギュって押される」とか書かれていたが、僕のイメージだと
「先端を熱した針で初心者が北斗百裂拳」という感じだった。我慢もできるし、この段階では僕も涙目にはなっていなかった。
アゴ下
ここが1番痛くなかった。
皮膚も分厚いし、毛もそんなに生えてないからなのだろうか。余裕すら感じる痛み。涙腺がガバガバで有名な僕の目も、乾き切っていた。
鼻下
結論から言うと、痛い。
さっきまでのアゴの痛みは何だったのか。倒したと思ったボスが復活して、「フハハハハ、真の姿で貴様を葬ってやろう!」みたいな意気込みを感じる痛さ。
あとでスタッフのお兄さんに聞いたら、皮膚が薄いから大体の人が1番痛いらしい。個性派を気取っていた僕も、大衆と何ら変わらないということか。
とにかく、痛かった。自分の指をつねって耐えようとしたけど、めちゃくちゃ涙目になった。
「ホットロード」の映画よりは泣いたけど、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」よりは泣かないくらい。
口角
伏兵。
鼻下が終わって安心してたら、予想外の痛みでビックリした。C・ロナウドのシュートが外れたから安心したら、こぼれ球をマルセロにぶち込まれた感じ。しかも口角は右と左に1個ずつある。両サイドバックが上がってくるのは現代サッカーでは当たり前だけも、まさかそれが僕の顔面上で展開されようとは。
華麗なオーバーラップで、僕の涙目を加速させましたとさ。
以上が痛みレビューである。
感じ方は本当に人それぞれだが、僕としてはギリギリ耐えられる際どいラインって感じだった。ちなみに有料にはなってしまうが、笑気麻酔を使用することもできるらしいので、痛みに弱い現代っ子でも安心である。
ご帰宅
施術終了後は、次回の予約をして帰宅。
レーザーを当てた場所が赤くなってしまう人もいるらしいが、僕は大丈夫だった。これもひとによって違うらしく、やってみないとわからないとのこと。お酒も飲めないし、大事な予定の前とか街コンに行く前にヒゲ脱毛を予約するのはあんまりおススメしないかも。
まだ初回なので、僕のヒゲ達には何も変化見られない。スタッフさん曰く、大体術後2週間くらいでちょっと変化を感じるらしい。楽しみである。
これから
まだあと5回も施術が残っているので、その度にレビューをしていこうと思う。
もし全然関係ないことをブログにしていたら、「あっ、こいつハマったな」と思ってほしい。いつのまにかアフィリエイトでガッポガッポになっているかもしれないし、インスタにダニエルウェリントンの時計を投稿しているかもしれないが、許してほしい。そういうのに憧れる年頃なのだ。