涙目になりながらの生活が続く

もう25歳。東京は寒い。

ある暑い盆休みの婚活パーティー的なもの

 

婚活パーティー

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あぁ、なんて煌びやかな響きと少しのエロチズムを感じさせる言葉だろうか。

世界中の人々は婚活パーティーに参加したくて日々の業務に取り組んでいるし、国と国の悲しい争いの原因も、きっと婚活パーティーだろう。世界を平和に導くのも、破滅に導くのも、すべては婚活パーティーなのだ。

 

というどっかで読んだことがあるような始まり方をした今回のブログです。どこでも読んだことがないなって人は、↓を読んでみてください。

okshunpi.hatenablog.jp

 

もうお察しのこととは思うが、婚活パーティーとやらに参加してきた。これがなんとも興味深い経験だったのでぜひ共有したい。決して業者からお金をもらっているわけでもなく、決して前日に飲んでいた関西人の友人から「絶対ブログ書いてな!それ見ながら酒飲むわ!」と言われたから嫌々書いているわけではないのは分かってほしい。

というわけで

婚活パーティー的なものに

行ってきました。

 

出会いがほしいと叫ぶ夜

偶然なのか、必然なのか。今回も3連休に街コン的なものに行くことになってしまった。きっかけは、日曜の夜。大学時代の友人とお酒を嗜んでいた僕だったが、話題はもっぱら「女性」のことばかり。「どこそこの居酒屋の店員が可愛い」だとか「会社の先輩がいい匂いがする」とか、高校生の時からまるで成長が無い。変わったのは、「五反田の○○ちゃんっていう風俗嬢にまた会いたい」というお金を払う系サービスの話が追加されるようになったくらいである。

 そんな僕たちに残されたのは、そうご存じ街コンやら婚活パーティー。同年代の男どもと熾烈な争いを繰り広げる戦場へと赴き、精一杯の虚栄をはって自らをアピールするしかないのである。

だったら行くしかないだろう。待っていても誰かが寄ってくることはないのだから!通勤途中の電車で、白石麻衣似のOLのピンチを助けるなんてことは起きないのだから!飛び込むしかないだろう!

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この前、飛び込んできました

 

今回のパーテーィーは

そうして僕たちが選んだのは、こちらのパーティー

www.partyparty.jp

年収や身長など、きわどい条件が並ぶパーティーだがなんとか僕も友人もクリア。それにしても、品定めは既に始まっているということか。昭和の時代は三高(高学歴・高収入・高身長)が良い男の条件とされていたと風のうわさで聞いたことがあるが、どうやらそれは現代でも変わらないようだ。どれだけ科学が発展しても人の本質は変わらない。逆襲を決意したミュウツーが言ってきそうなことに、まさか婚活パーティー選びで気づかされると思わなかった。

 

 

さて今回のパーティー、前回の大規模な街コンと違う点がいくつかある。

①参加人数は男女6人ずつ

まず参加人数は男女それぞれ6人ずつだった。(当日ドタキャンした女子が1人いたらしく結果的に6:5)前回が約40人ずつだったのでだいぶ少ないことになる。ちょうどバレーボールができるくらいだ。頑張れ烏野高校。

もしかすると、「はぁ!?6人しかいねぇの!めっちゃ損じゃん」と思ってしまう早漏、いや、はやとちり君がいるかもしれない。そう思ってしまった早漏、いや、はやとちり君は、どうか最後までブログを読んでほしい。生命保険の説明と僕のブログは最後まで読んだ方がいい。

 

②個室ブース完備のシステム

今回のパーティーの大きな特徴、それは「1対1でのトーク」が主になっている点である。(だから6人なのだよ、早漏君)会場には8つほど塾の自習ボックスのような、2人がちょうどパーソナルスペースを侵さない程度の距離感で座れる席が用意されている。

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こんな感じ

ここでのトークタイムは約5分。たった5分で相手の見た目から、中身までを判断する必要があるのはかなり上級クエストな気もするが、とにかく1対1で話すことができるのは大きなメリット。前回のように同性の地雷に邪魔をされることもなく、完全に個人勝負が可能なシステムとなっている。

 

③いいね!タイムとマッチングタイム

前回の街コンでは、連絡先交換などはご自由にのスタンスだったが、今回は違う。運営会社の用意した特設サイトにアクセスし、そこでトーク相手のプロフィールの確認、いいね!を押すことでのアピール、そしてマッチング希望を送り、最終的にマッチングした人とのみ、連絡先交換ができる。普通にすごいシステムだなと思った。まるでテレビの恋愛番組のようなシステムである。

逆に考えると、マッチングが成立しないと連絡先の交換もできないことになる。安くはないお金(約4000円)を払って、何も得られない。熾烈な争いだということに気付いたのは、僕が会場で受け付けを済ませた後だった。

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婚活パーティーという名の壁外調査

 

壁外調査@恵比寿

今回の会場は恵比寿。合コン用の小洒落たダイニングバーと、ハイパーナンパスポットのエビ横しかないと思っていた街だったが、案外こういうシャイな男子向けのイベントも開催しているのだ。

さて、先ほども少し説明したが会場は小さなブースが並ぶ、清潔感のある空間。最初の印象は「わぁー歯医者さんみたいな雰囲気だなぁ」だった。大丈夫、自分でもバカみたいな感想だということは分かっている。

本人確認をすませ、「4番の部屋でお待ちください」と通される。どうやらここで女性陣の登場を待つらしい。一旦心を落ち着かせて、気合を入れ直せということだろう。

 

 

 と、思ったらあぁぁぁぁ!

もう、いるじゃぁぁぁぁぁん!

女性、すでに座ってるじゃぁぁぁぁぁん!

 

めっちゃきょどって「・・・っす」しか最初言えませんでした。

 

今日の流れを説明するよ★

 若干予定外のことに驚きはしたが、すぐに運営のお姉さんが全体説明を始めたので助かった。ここでは簡単にお姉さんがしてくれた説明を載せておこう。これが優しさというものだ。

  1. まずは今回のパーティーに関してのアンケートに答えてくださいね。
  2. アンケートが終わったら、会話タイムスタート!最初はいま隣に座っている方とお話ししてみてください。
  3. 約5分経ったら、メンズが次の席に移動するよ。
  4. それを繰り返して、最初の席に戻ったら会話タイムは終了。
  5. 次は、いいね!タイム。特設サイトを通じて、気になる方に何人でもアピールができるよ!
  6. 最後は、カップリングタイム。第3希望まで、カップリング希望を送ってね。見事成立したら、パーティー終了後に個別に会える時間があるよ。

 

ざっくり言うと、こんな感じである。この説明、詳細を語るとなかなかの文量になるのだが、運営スタッフのお姉さんはカンペも見ずに、スラスラと話していたのが驚きだった。しかもちょこちょこ「プロフィールを会話のきっかけにしてみてくださいね」なんてアドバスを挟んでくる。RPGの街にいる微妙なヒントを残すNPCの凄いバージョンみたいなもん。きっと前職は、ねずみキングダムのキャストだったに違いない。休日は友人と酒を飲みながら、「婚活パーティーのスタッフが、彼氏できないのってウケるよね。」と愚痴をこぼしているに違いない。

 

そして友人は緊張する

いまさらだが、僕は異性とおしゃべりをすることに比較的抵抗はない方である。初対面の人なので、ある程度緊張はするが喋っていればその緊張もほぐれていく。

しかし、どうやら今回一緒に参加した友人はそうでもないらしい。

少し書いたが、今回のパーティーは結果的に男性6人・女性5人というアンバランスな人数で開催された。その結果、男性に1回分「休憩タイム」が発生した。その休憩タイムの関係上、僕は友人が必死に女性とおしゃべりをしているのを聞く時間ができたのだ。

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こんな感じで盗み聞き

端的に言うと、めっちゃ緊張しているのが伝わってきた。必死にプロフィールを見ながら、会話の糸口を探そうとしている様子や、時折聞こえてくる彼の乾いた笑い声。シンプルに「がんばれっ!」と思った。こんなに他人に対して素直に頑張れと応援したくなる気持ちを抱いたのは、いつぶりだろうか。

ただ、友人を応援するのも大事だが自分のことも心配しなくては。そう思った24の夏でした。

 

女性の印象は…?

今回のパーティ-で出会った女性は総勢5名。年齢は24歳~28歳と、20代限定というイベントということを考えても若い方が多かったと思う。

それぞれの女性について詳しく書くのは正直ダルいのでざっくりとした印象だが、普通の人が多かった。若干1名、「ギャル!」って感じの方がいて、僕がギャルが苦手なのもあり「あぁガールズバーでこの子出てきたら若干テンション下がるなぁ」と思ったが、他の4名は会話も楽しく素敵な時間を過ごせたと思う。出会いがほしいと思っている男性には、半端なくかわいい子と出会うのは難しいかもしれないが、普通の女性と出会うには十分だと思える。

約30分ぐらいで全員とおしゃべりをしたあとは、いいね!タイムに突入する。波乱の幕開けである。

 

いいね!タイム

司会のお姉さんの案内により、いいね!タイムがスタートした。いいね!は自分のスマホ上から特設サイトを通じて行うので、誰にも見られずに行動ができるのがいい点だろう。さて、このいいね!はシステム上誰にもいいね!を送らなくてもいいし、逆に全員にいいね!を送ってもいい。

と考えると、ここで取れる戦略は

  1. 気になった数名にいいね!を送る
  2. どうせ分からないので、全員にいいね!を送る
  3. あえていいね!を誰にも送らないことで、不安をあおり、マッチングにつなげる

以上の3つが考えられる。まぁ僕は普通に1を選択して、「いいなぁ」と思った2人にいいね!を送った。

その後、女性から自分のところに送られたいいね!が見られるのだが、僕のところには前述のギャル以外の4名から、いいね!が送られた。

待てよ、これはめっちゃモテているということなのか?それとも女性のほとんどが戦略2を選択したせいで、僕が勝手にドギマギしているだけなのか?なにこれ、楽しい。めっちゃワクワクするやんけ!

 

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でぇじょうぶだ!おらは、でぇじょうぶ!
 
マッチングタ~イム!

そしてお待ちかねのマッチングタイム。トークタイムの印象や、先ほどのいいね!を鑑みて第1希望~第3希望までの方を選択し、「マッチングして、この後2人でまた話したいです!」というアピールをすることができる。

本日のパーティーのメインイベントで僕が第1希望を送ったのは、同い年でフリーのヘアメイクをやっている女性。さっぱりしている感じの性格が素敵だったし、仕事柄ヘアメイクの友人を作っておきたかったから第1希望にさせて頂いた。(あと、ちょっとおっぱいが大きそう)

第2希望は、最初に席に座った時に隣だった女性。優しい雰囲気がいいなと思ったのだ。第3希望は、申し訳ないが僕の記憶力がゴミなせいで他の方の印象をおぼえていなかったので、目をつむってテキトーに選んだ。

 

さて、お待ちかねの結果発表。こちらもスマホの画面に表示されるので、他の人に結果を知られる心配はない、と思っていた。ここで司会のお姉さんから衝撃のご案内。

「マッチングされた方は、エレベーターで会場を出たところでお待ちあわせになります!」

いや、まじか。そんなんしたら、「あっ、あいつマッチングしたんだ」っていうのが完全にばれてしまうではないか。なんのためのスマホなのか。なんのための「最新鋭の婚活システム!」なのか。高度に機械が発展した世界では、結局はヒューマンエラーによって世界は滅ぼされるのだ。またもや逆襲を決意したミュウツーのようなことに気づいてしまった僕。そんなことはなにより、やってきました、、、

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結果発表おおおお!!

 なんと、見事第1希望を送った女性とマッチング!いぇーい!

圧倒的勝者となった僕は、「それでは男性から退場になりますー」のアナウンスと共に会場を後にしました。

 

地獄のエレベーター

退場になり、エレベーターに乗り込む。ここで初めて友人以外の男性参加者を見たのだが、案外皆さん普通の感じだった。ただ、「もうちょっとオシャレしてくればいいのに」とは思ったが。

そんな男性陣を乗せたエレベーター。異様に空気が重い。そりゃあ全員がマッチングは難しいが、6人中4人くらいは…と思っていた。んで、エレベーターを降りたところで女性を待とうと思ったらなんと僕と友人以外は全員帰宅。そりゃあ、地獄みたいな空気になるわ。ごめんって思いました。

 

ほんで、ほんで

そのあと、僕はマッチングした女性と、一緒に来ていたその子の友達とランチを。友人も自分がマッチングした子とご飯を食べに行った。あんなに緊張していた友人が、恵比寿の街に繰り出す様子は、それはそれは輝いて見えました。

 

後から聞いた話だと、友人はいいね!はマッチングした子の1人からしか来なかったとのこと。そんでマッチングしたのが僕と友人だけだったことを考えると、、、

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ニヤリ

あとは言わないでも分かるよな。なめるなよ。

 

そんな感じで初めての婚活パーティー的なものは幕を閉じたわけですよ。

 

総評

安くない金額を払うパーティーではあったが、総じてよいイベントだったと思う。なかなか出会いが無いと悩んでいるボーイズ&ガールズは、1度参加してみても損はないのではないだろうか。ただ、会話に割ける時間は短いので、圧倒的に第1印象を磨いていった方が良い。髪をきちんとセットして、精一杯のおしゃれをして、清潔感丸出しボーイを装った方が、良い結果はついてくるだろう。

 

 

 

それぞれのランチのあと、友人と昼から酒を飲みながら居酒屋で甲子園を見た。普通にいい試合で、ビール飲みながらめっちゃ泣いてしまったのだが、そこで気づいてしまったことがある。

見事勝利したチームは次の試合へと駒を進めるのだが、その背後には多くの破れてしまったチームがある。敗者無くして、勝者は生まれないのである。これは今回のパーティーも同じだろう。今回僕がマッチングできた背後には、涙を呑んで地獄のエレベーターに乗った4名がいた。彼らも大きな勇気をふりしぼって、今日のパーティーに参加したに違いない。彼らの気持ちも背負って、マッチングした方との関係を築いていき、彼らも誇りに思えるような人生を歩んでいかなければいけないのだ。(めっちゃモテて、楽しかったです)

 

ヒゲ脱毛4回目 蝉の鳴き声響く7月の終わり

暑い。

とにかく暑い。

 

うだるような暑さとはよく言ったもので、いまの僕にできるのは冷房の効いた自宅で素麺を食べながら、熱闘甲子園に涙を流すことである。

 

昔、「ピューと吹く!ジャガー」という伝説的なギャグ漫画があったのだが、田舎出身のお笑い芸人を目指すだかなんだかという青年が、「これがTOKYO!凍えるに狂うと書いて凍狂だっぺか!」と驚くシーンがあった。

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このシーン

気温は30℃を超えても、東京は凍えるような冷たさと狂気に満ち溢れているのである。

清楚な見た目の女子大生はパパ活に精を出し、慣れないピンヒールを履いて今日も西麻布にタクシーで乗り付ける。日中を得意先回りという至極無駄な過ごし方をする30代のサラリーマンは、ビットコインで一攫千金をもくろむ。闇営業に繰り出すお笑い芸人は、9000万円くらいの一戸建てをぽんと買ってしまう。

こういう街に僕は住んでいて、どうにか温かい心を失わないようにもがいている。

そしてヒゲ脱毛もしている。

ということで

ヒゲ脱毛4回目に

行ってきました。

 

4回目は忘却と共に

かの有名なニーチェは「忘却はよりよき前進を生む。」という言葉を残している。過去に囚われている時間よりも、未来に向けて尽力したほうが良いという真理を突いた名言である。ぜひ、いまだに過去の女を引きずってMONGOL800の「あなたに」を歌うときに「あなた」の部分をその女性の名前に変えて歌っている友人に3万回ほど言い聞かせたい。

 

さて、突然忘却について語り出したのは、この僕が4回目のヒゲ脱毛の予約を1度すっぽかしたからである。急な予定が入ったわけでもなく、アベンジャーズに「サノスがとうとう攻めてきたから助けてくれ!」とお願いさてたわけでもなく、シンプルにすっぽかした。気づいた時には予約時間をはるかに過ぎていて、不思議と「やべー!」とかは全く思わずに、「あぁ、すっぽかしちゃったわ」くらいの感情しかわいてこない。

 

再予約の電話をしたのだが、我らが湘南美容外科のホスピタリティの神髄が発揮されることになった。通常、連絡無しでキャンセル&再予約の場合は手数料が3000円ほど発生するのだが、なんと初回に限り無料でよいとのこと。

なんというホスピタリティ。これが日本の「お・も・て・な・し」の心なのか。

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ご結婚、おめでとうございます

 

そんなわけで、僕は追加の事務手数料を取られることも無く、後日4回目のヒゲ脱毛に向かったのでした。

 

担当は…

さて、毎度楽しみにしている担当さんガチャ。「お姉さん!」と書いていないので察しが良い方はお気づきかもしてないが、お兄さんだった。

このお兄さん口調も優しく、施術もすごく丁寧。大満足のご対応だったのだが、いかんせん目鼻立ちがくっきりしすぎている。不自然なほど、くっきりしている。そこで気づいてしまったのだ、「この人、いじったな…」と。よくよく考えれば、ここは湘南美容外科。目を二重にする手術なんてお手の物。きっと社割なんかもあるんだろう。

別に整形を肯定するわけでもないし否定するわけでもないが、心の中のなかやまきんに君が「やったの、やってないの、、どっちなんだぁい!!」とうるさかったので、どうか整形をするときは、完璧にばれない位に仕上げるか、あからさまにするか、どっちかにしてほしい。

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うるさい人

 

 

いつも通り

多くの方は予想しているかと思うが、案の定施術はいつも通りの展開で進み、つつがなく終了した。痛さはあったが、どうやら僕の顔面下半分も慣れてきたようだ。整形(疑惑)のお兄さんとも、施術直後から軽妙なトークを繰り広げる余裕もあった。

 

それから、どうした

残された施術はあと2回。どうやらラストの2回はそれぞれ2か月ほどの期間を空けてからになるらしい。今までより期間を長めに空けることで、より効果が出やすくなるとのことだ。

 

僕のヒゲ脱毛も、かなり終盤に差し掛かってきた。タイタニックなら、船が沈み始めたころだろうか。この先に待つのは希望か絶望か。ジャックとローズは永遠の別れを迎えてしまうのか。全米は涙するのか。乞うご期待。

 

 

ヒゲ脱毛3回目 夏の足音が聞こえる5月の終わり

タピオカ屋さんが大人気である。

僕の住んでいる下北沢でも続々とオープンしており、週末はたくさんの女子たちが並んでいる。

 

みんなタピオカが好きなんだろうか。それともタピオカを飲んでいる私が好きなんだろうか。もしかしたら、「タピオカを友達と飲む」という時間が好きなのかもしれない。彼女たちの青春の1ページには、きっと甘ったるい飲料と「タピオカ」という謎の物体が深く刻まれているのだろう。

 

どうでもいい話だが僕が初めて「タピオカ」という単語を聞いたとき、最初に思い浮かべたのは「マシ・オカ」だった。

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マシ・オカさん

「タピ」と「オカ」の間にも「・」が入ると思っていたし、アジア系の個性派俳優さんだと思っていた。

ふたを開けてみれば、なんてことはないキャッサバの塊である。

まぁ、キャッサバもイモの1種だと知ったのは最近だし、それまでは「お客さんに思ってることをズバズバ言っちゃって、逆に人気が出てしまったサバサバ系のキャバ嬢(昼は大学生)」と思ってたけど。

 

 

 ということで、

ヒゲ脱毛3回目に

行ってきました

 

 

 3回目となると、正直書くことは無くなってくる。

流れは同じだし、施術内容も変化はない。

だから今回からは前回と違った部分を書こうと思う。

 

心情

前回(ヒゲ脱毛2回目の記事) を読んだ方はご存じだと思うが、僕の中に「恐怖」という感情が刻み込まれてしまった。どれだけ気持ちを奮い立たせても、あの時の痛みというなの恐怖が、僕にしみついてしまっている。別にイルミに謎のペロペロキャンディーみたいなやつを頭に仕込まれたわけでもないのに。

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こうなっちゃう

 

となると僕はゴンさんになりきるしかない。

「もう(ヒゲ脱毛が)終わってもいい…だから…ありったけを!」

という心持ちでネフェルピトー(脱毛機械)に挑んだ僕だった。

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才を全て投げ出してようやく得られる力

 

担当のお姉さん

基本的にどの方が担当になって施術をしてくれるのかは、当日のお楽しみなのがヒゲ脱毛である。本来ならばパネル指名または事前web予約などをしたいところだが、ここは医療機関なので仕方がない。3回目の担当さんガチャを僕は引くことにした。ちなみにパネル指名が何かわからない人は、職場の上司なり彼氏さんなりに聞いてほしい。きっと気まずい顔をしてくれる。

 

んで、今回の担当のお姉さん、結論から言うと、すごく良かった。

何が良かったかって、「応援してくれる系」のお姉さんだった点。

前職が保母さんorチアリーダーじゃないの?って思うくらいに施術中に応援をしてくれる。その応援が、僕の恐怖を和らげ、痛みを軽減させたのだ。念の習得なんて全く必要なかったし、ビスケと特訓する必要もなかった。ゴレイヌさんはそもそも必要ないと思う。

 

「次、鼻下いきますね、ちょっと痛いですから頑張ってください!」

「あと半分ですよ、あとちょっとです!」

「はい、頑張りました!痛くなかったですか??」

 

この調子である。元気と勇気が湧いてくるのも分かるだろう。

こうして僕は、3回目の脱毛をそんなに苦しまずに乗り切れたのだ。よくやったぞ、おれ。ありがとう、お姉さん。

ただ最後に僕が「お姉さんの応援のおかげで頑張れましたよ(イケメンスマイル)」って言った時の「あっはい。ハハハ…」っていうお姉さんの乾いた笑いは忘れられない。愛想の笑いのお手本のようだった。

彼女はあくまで仕事をしていたのだ。業務上、どうしても必要な応援だったのだ。

勘違いをしてはいけない。席についた女の子が、「えぇ~私も静岡出身なんです~!」と言ってくるのは嘘だし、「すごい楽しかったから、LINE教えてください!」というのは「あなたに興味があります!ちょっと好きになりかけてて、プライベートで会いたいです!」という思いとは完全にノットイコールなのだ。業務なのだ。彼女たちの業務という路線上に「君との恋」という名の駅は無い。あるのは、「彼氏とバリ島」駅と「お客さんにもらったプレゼントをメルカリで売る」駅だけなのだ。そんな路線はすぐに降りて、素直に西武新宿線にでも乗っておこう。

 

ヒゲ脱毛も折り返し

今回の3回目を乗り越えたところで、僕のヒゲ脱毛も折り返しを迎えた。マラソンなら20kmを少し過ぎたところである。「ムスタファ・ムベベ」みたいな名前の選手が、先頭集団から一歩抜け出し始めるくらいのタイミングである。

最近は少しヒゲの伸びも遅くなってきて、ジワジワと効果を感じ始めている。楽しみな所ではあるが、僕のヒゲ脱毛が完了するか、担当のお姉さんに恋をした挙句の果てに出禁になってしまうか、ギリギリの戦いだろう。

東京オリンピックも近いし、そういうことにしておこう。

 

 

 


自分で作っているTシャツやらが、いい感じに売れたり売れなかったりしています。

チェックしてみてくれよな、お兄さんとの約束だぞ。

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ヒゲ脱毛2回目 平成の終わりが迫る4月初め

平成の終わりが近づいている。

どうやら次の元号は令和になるらしいが、平成生まれの僕としては非常に危うい問題である。

なんせ、1世代前の人間になってしまうから。

 

今まで「平成7年生まれです」っていうだけで、「若いなぁ、俺ももうおじさんだなぁ」っていう流れになったし「え〜私の弟より若いじゃん!」という流れになった。

平成が武器であった。

 

それがどうだろう。

令和なんていう新時代になってしまったら、平成は過去へ、思い出へ、記憶の片隅へと追いやられる。ずっと「Hey!Say!JUMP」だと思ってたのに「rainbow works(略してレイワ)」みたいなジャニーさんの遊び心に殺される。

 

きっとそうやって、みんな大人になって、子供の頃を忘れて、黙々と、ただ黙々と無駄な日々を過ごす、燃費の悪い、ちょっと加齢臭のする大人になるのだろう。

 

 

ということで、

ヒゲ脱毛の2回目に行ってきました。

 

前回から

いきなり不満爆発みたいな内容だったので、びっくりしたかと思うが、ここからは普通にヒゲ脱毛レビューなので安心してほしい。

初めてのヒゲ脱毛から約1ヶ月半。僕の身に起きた変化は下記に羅列しておこう。

  1. 処置から1週間くらい、ヒゲを剃っても泥棒みたいなヒゲが残ってしまう期間が発生した。
  2. その後、朝起きてもちょっとしかヒゲが生えてなくて一瞬でヒゲ剃りが終わり、夜まで全然生えない神期間が1週間くらい
  3. 徐々に神期間が終了し、いつもの僕に戻る。

 

ざっと書くとこんな感じだ。2の神期間は、「おれ、ヒゲ脱毛してるぅぅ!」って感動した。しかし、1の泥棒期間は見た目的に結構キツイものがありメンタルが辛かった。幸か不幸か、花粉症の季節ということで一日中マスクで過ごしていても問題はなかったから、救われたのだが。

 

2回目へ向かおう

場所は前回と同じ、新宿。わざわざ午前休をとって平日の昼頃に向かったが、まぁ人が多いこと多いこと。「ここにいる人が全員同時にオナラをしたら、地球は数mm動くかな」とか、かいけつゾロリみたいなことを考えながら向かった。f:id:okshunpi:20190415224912j:image

懐かしさしかなくて、画像探しながらちょっと泣いた。

 

 

担当はおネエさんッ!

10年前のラノベのタイトルみたいで申し訳ないが、重要なことなので勢い良く言わせてもらった。今回の施術は、前回の様にお兄さんではなく、美人のお姉さんだった。身長は157cmくらい、黒髪をポニーテールにした、目がくりっとした美人さんである。正直、ここまで詳細にお姉さんのことを覚えている自分に引いているが、許してほしい。男はこういう生き物なのだ。洋服の胸元が緩いと目がいってしまうし、ベイブレードの改造をしてしまうし、クローズZEROのときの山田孝之に憧れるし、電灯から垂れ下がっている紐でボクシングをしてしまう。そう、男はこういう生き物なのだ。

 

経験という剣を持て

前回の投稿ヒゲ脱毛1回目 夕焼けが綺麗な2月末 - 涙目になりながらヒゲ脱毛をする僕を読んだ方はご存知かもしれないが、ヒゲ脱毛はそれ相応の痛みを伴う。初回の時はビックリしたものだった。顎下で油断させておいてからの鼻下のコンボに見事にノックアウトされ、涙目だった僕。

 

だか、今回は違う。

人類はどうやって進化をしてきたか知っているだろうか?失敗をして、経験を積み、そして乗り越えてきたのである。何事も経験とはよく言ったもので、人(とポケモン)は経験をすることで圧倒的に進化をする。Bボタンでキャンセルもできる。

 

僕はすでに経験しているのだ、ヒゲ脱毛の痛みを。これなら事前に「はいはい、顎からね」と余裕をブチかましたり「次は鼻下ね、気合い入れとこ」と準備ができる。これはかなりの武器である。経験という武器を手にした僕は、意気揚々と施術台に寝転がる。アイガードをした僕の気持ちはすでにウルトラマン

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待ってろ、バルタン星人!

 

 

 

 

 

はい、鼻下からいきますねー。

「えっ、顎からじゃ、えっ、あっ、」

「ピピッ」

「(いっっっったぁぁぁぁ!)」

すでに御察しの通り、経験なんてクソほどの役にも立たなかった。クソ痛かった。前回と変わらず、鼻下はめっちゃ痛かった。何なら今回は顎も痛かった。

経験なんて役に立たんし、「何事も経験だからさ!」って言う先輩にはついていかないほうがいい。大体、変な風俗に連れてかれて、きっちり割り勘にされる。

 

 

2回目の終わりは、3回目の始まり

そんなこんなで、2回目のヒゲ脱毛は痛さは変わらず。強いて言うなら、事前のカウンセリングがないので、10分かそこらで施術が終わったのが良いところかもしれない。

これがあと4回もあるかと思うと気が遠くなるが、どうせ暇だし。家でだらだらしながら小洒落たコラージュ作ってるだけだから、こんな刺激があってもいいだろう。

 

 

施術をしてくれたお姉さん(身長は157cmくらい、黒髪をポニーテールにした、目がくりっとした美人)に、ティッシュをもらった僕。「花粉症がヤバくて、鼻水止まんないんすよ笑」と言いながら、さっと目に溜まった涙を拭いた僕。くしゃくしゃにしたティッシュに、昔好きだった人の誕生日を丸め込んで、ゴミ箱に投げ捨てた。平成という元号の最後を看取り、令和の誕生を優しく受け止められるような人だったと思いながら。

 

 

   


暇すぎて自分での小洒落たコラージュのTシャツを作ってるので、物好きな人は買ってみてください。まだ自分で買ったことがないので、買ってしまった人はどんな感じだったか教えてくれると嬉しいです。オススメはあんまりしません。

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ある寒い3連休の街コン

 

 

 

 

街コン

 

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あぁ、なんて甘美で叙情的な言葉なんだろう。雨の日のアスファルトみたいに、悲しさと強さを感じる。

かの夏目漱石先生も、平成と次の時代の狭間を生きていたならば「I love you」を何の迷いもなく「街コン」と訳したに違いない。

 

街コンに興味がある人はたくさんいるかもしれない。かくいう僕も、興味はあるがなかなか踏み出せない人の一人だった。そんな中途半端ボーイズ&ガールズにこのブログを贈りたい。

 

この文章を読んでみなさんがどんな感想を抱くかは任せるが、きっと街コンへの興味は倍増、いや5倍くらいになるだろう。あとは、もう1歩を踏み出すだけだ。(別に街コン業者からお金を貰って書いてるわけでも無いので、実際に行くとか、そこで嫌な思いをするとかは勝手にしてください)

 

 

きっかけ

 

3連休ただ一つの予定、「実家からの支給物資の受け取り」というモンハンの練習クエストみたいな用事が完了してしまった僕は、圧倒的に暇を持て余していた。

 

人間、忙しすぎても駄目だが暇すぎても駄目なのである。このままでは先週と同じく、ワインをラッパ飲みしながら映画を見てボロボロ涙を流す休日になってしまう。

 

あせった僕は、同じようにクソ暇そうなI君に連絡した。案の定、暇だった。

「そうだ、合コンをしよう!」と二人で話し合ったが、そもそも突発的に合コンを開催できる人間は、3連休の初日をこんな風に過ごしていない。きっと湘南かどっかで浅黒い肌をした友人とサーフィンをしているか、ゴッホが酷めな咳の擬音語ぐらいにしか思っていない女と美術館へ出かけている。

そんな我々に残された手段は、もう「街コン」しかないのだ。安くはないお金を払って、有象無象の一部へと成り下がるしかないのだ。

 

しかし時刻はすでに15時。この時間から予約して参加できる街コンなどあるのだろうか…。

 

 

 

 

この流れからお分かりかと思うが、腐る程ある。

もはや今この瞬間も、東京のどこかで街コンは開かれているのではないかというレベル。さすがは眠らない街、東京。「お前ら、遊べ。」と街が語りかけてきているのが聞こえる。

 

ということで僕らが選んだのはこちら。

Xmasまで1ヶ月!!20代限定100人恋活パーティー~表参道のお洒落ラウンジde楽しむパーティー♪【Rooters×タップル誕生】 | 街コン・恋活・合コン・婚活パーティーのRooters - ルーターズ -

20代限定やら、シャッフルタイムやら、表参道やら、何とも魅力的なワードが並ぶ。お値段は7500円と安くはない。

しかし、街コンの良いところは

女性も料金を払っていることである。

 

実は世の中の「出会い」を目的としているサービスのほとんどは「女性無料」を売りにしている。無料で女性を集め、それに群がった男たちから金を巻き上げようという、素晴らしく合理的なシステムだ。欲求の手のひらの上で転がされているのを感じる。女性の参加するハードルが下がるという利点はあるものの、タダ酒を飲みたい人や終電までの時間つぶしみたいな「モチベゲロ低女子」が発生してしまうのを防げない。

 

だがしかし、街コンはどうだろう?男性よりは料金が安いとは言っても、ある程度の金額(今回の場合だと2500円)を 払っているのである。金が余ってしょうがないみたいな社長令嬢が参加している場合を除き、参加者のほとんどが2500円を支払い出会いを求めに来ている。

これに気づいてしまった私とI君。天才かと思った。日向一族かもしれん。最強だし。

 

 

ということで、

街コンに行ってきました

 

 

 

 

会場

先ほども少し登場したが、会場は表参道駅から徒歩5分ほどのダインニグバーみたいな場所。都内でも複数個所で開催されている街コンだが、僕らが表参道を選んだのは

  • お洒落な街には美人が集まるの法則
  • もし仮に2次会みたいな流れになった時に、いい感じのお店がありそう
  • 表参道に身を置きたい

という至極真っ当で純真な理由である。

会場に向かうまでの道のり、これが楽しい。I君と2人で、どんな人がいるのだろうか、前を歩いているあの子は参加者なのだろうか、もし芸能人がお忍びで来ていたらどうしようという話をしていた。気分的には宝くじを買ったときに似ている。どうせダメなんだろうと思いながらも、ワクワクを抑えきれない感じ。セルと戦う前の悟空も僕と同じ気持ちだったと思うと、僕にもサイヤ人の血が流れているのかもしれない。

さて、入場です。

 

全体の流れ

会場に着いたら、まずは年齢確認。お酒の提供もあることや、20代限定のイベントであることからここはスタッフさんがしっかりと確認。絶対に免許証とかは忘れないようにしよう。(I君は免許証不携帯という社会人らしからぬミスを犯したので、入場でかなりグダりました)

荷物を預けたら、グループ分けへ。今回は男子40人VS女子40人という大規模な戦いなので、それぞれ8人くらいのグループに分けられる。ここでまさかのI君とも別れ、僕は一気に不安に。さっきまで余裕ぶっこいてたのに、焦りが止まらない。「へぇー、お洒落な内装してんだな、配管むき出しじゃん」みたいな顔して店内をきょろきょろしていたところ、パーティースタート。さぁ、戦の始まりじゃあぁぁぁ!

 

妙に司会慣れしているスタッフさんから説明された本日の流れは以下の通り。

  1. 今のグループで20分くらいお話しタイムだよ。
  2. 男子が次のグループのところに移って、20分歓談。これを5回くらい繰り返すよ。
  3. 最後に自由時間。気になった子のところに動いてアプローチしてね。
  4. 食事・飲み物は随時取ってね。

ざっくり説明するとこんな感じ。合コンの初期ムーブが連チャンで開催される感じだと思ってほしい。これは厳しい戦いになるぞ…と隣の男子が呟いた気がしなくもなかったが、会はスタートした。このときは思っていなかった、まさかこんな血なまぐさい戦いになるなんて。

 

 

序盤

比較的、順調にパーティーは進んでいた。参加している女子はみんな良い子ばっかりで、ハキハキとしていた。連絡先も交換したし、僕の緊張も、酔いがまわったのか少しずつ解消された。

マイナスポイントとすれば、1ターンごとに連絡先交換をするので、誰が誰かわからなくなってしまう。もし同様のパーティーに参加する人がいたら、交換したLINEにメモを残すようにするのをオススメする。名前のところを「ゆい」→「ゆい 看護師 巨乳」みたいに変えてしまってもいいかもしれない。

いくつかのグループと話をしたが、正直なところ僕はもう2グループ目くらいから帰りたくなっていた。女子に気になる子がいなかったのは確かなのだが、それよりも同じグループの男子がキツかった。

僕のグループは6人組だったのだが、僕・普通の男子×3・おとなしい男子・地雷君の6人だった。いまさらっと書いたから気づかなかったかもしれないが、地雷がいた。仲間内にいたのだ。ユダである。明智光秀である。ブルータス、お前もか。

 

そして僕は地雷に出会う

この地雷、いかんせんよく喋る。口にミニ四駆のウルトラダッシュモーターがついてるんじゃないかってくらい喋る。

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 しかも声がデカい。上沼恵美子くらいデカい。そのせいでずっと地雷君のターン。武藤遊戯も引いちゃうくらいに、自分のターン。そんな彼のおかげでずっと早く帰りたかった。早く家に帰って、ワインをグビグビ飲みながら「Angel Beats!」の続きを見たかった。

 

終盤

地雷を踏み続けたまま、いつのまにかパーティーは終盤。最後のフリータイムとなった。早く地雷から離れたかった僕は、一目散にデザートを取りに行った。途中、「街コン来てるのにスイーツ優先してる私たちウケるよね笑」てきな女子6名くらいに囲まれて苦しい思いもしたが、パーティーは終了。

そのままI君と一緒に表参道で唯一クソ安い居酒屋である

tabelog.com

 に避難した。ちなみにこの中西という居酒屋、外観からは想像できない安さと「これでええんじゃ」感のある料理を出してくれるのでオススメです。

 

総評

 僕はたまたま地雷を引いてしまったが、基本的にはすごく良い催しだと思う。彼氏・彼女が欲しい人も、ちょっと出会いがほしいなぁって人にも良いと思う。

最後に参加者の印象だが

男子

案外普通のやつが多い。1人で来てほとんど喋らないみたいな猛者もいるけど、全体的に見ると、ちゃんとしてる人が多い印象。20点台はいないけど、90点もいないというある意味平和な参加者層だった。地雷には気を付けてほしい。

女子

僕の会った人がなのかもしれないが、看護師・保育士の人が多かった気がする。見た目的にも普通の人が多くて、こんなとこ来なくても出会いあるでしょ!と思った気がする。ちなみに1番モテてたのは秘書の人と、会社受付の人だった。男子、分かりやすい。

 

後日談

後日、たくさんの人から連絡が来た。いきなりクリスマスパーティーに誘ってくる人や、二人で会おうと言ってくれる人がいて、みんな積極的だなとビックリしたのを覚えている。面白かったのは、ほとんどの人が「看護師のゆいです!昨日はありがとうございました!」と挨拶してくるところ。彼女たちのアイデンティティーが職業であると思うと、悲しい気持ちになった。「巨乳のゆいです!」って来たら、絶対返信するのに。最終的に「居酒屋 中西」の宣伝みたいになってしまったが、それはそれで良しとしよう。いい店だし。絶対街コン行くより安いし。

 

 

 

 

 

ヒゲ脱毛1回目 夕焼けが綺麗な2月末

僕はずっと、神様はいい感じに僕ら人間をデザインしたものだなぁと思っていた。

指は比較的便利だし、脚だって歩くのには充分。もしかしたら「股間に膨張するゴムみたいな棒がついてたら面白くね?」みたいな部分もあったかもしれない。

 

けど、基本的には素敵だと思う。

人によって若干の違いを持たせたのも、それはそれで今どきの言葉なら「エモい」のかなと。

 

 

 

 

でも、ヒゲって必要?

 

そう思ってしまった。

だってヒゲのデメリットだけでも

  1. 忙しい朝に5分〜10分時間を使う
  2. その割に夜になると青くなってカッコ悪い
  3. 生えてるだけで不潔っぽい

などなどあると思う。

 

ヒゲは神様のデザインミスだ。

レイヤーの透過を忘れたとか、マージする時に一個前のフォルダ開けちゃったとか、スキャンする時にホコリが挟まってたみたいなミス。

 

そう思ったので、

ヒゲ脱毛に行きました

 

 

 

 

僕のヒゲを脱毛してくれる場所

自宅がある下北沢から、小田急線の急行で10分くらい。日本のセンター、東京の前田敦子ポジションと名高い街「新宿」にやってきた。

 

今回、僕がヒゲ脱毛の地に選んだのは

「湘南美容クリニック 新宿レーザー院」

美容皮膚科(新宿レーザー院)|脂肪吸引、二重術、医療脱毛なら湘南美容クリニック

 

「1億総美容系に興味ある時代」と言わんばかりの昨今、ヒゲ脱毛を行ってくれるクリニックやサロンは星の数ほどある。

僕の地元の日本で1番中途半端な街である静岡ならまだしも、ここは東京。

人口の半数以上がウザったいインフルエンサーを目指していることもあり、たくさんの病院やサロンがサービスを提供している。

 

そんな中、僕がここを選んだのは、

  • 安い(後で詳しく)
  • CMもバンバン打つくらい有名で大きい会社
  • 家から比較的近い
  • なんかスタッフの人が美人そう

といういたって普通の理由。

だって、人生初めてのことだから比較もできないし。

 

新宿レーザー院は、新宿駅西口から徒歩5分ほどで、上京したばかりの「ひょえ〜、ここが新宿だっぺか!」的なイガグリ少年も迷わない分かりやすい立地。

院内も清潔感に溢れ、むしろ汚れきった自分の心が1番汚いんじゃないかと不安になる。

 

受付のお姉さん(美人)の対応も申し分なく、この時点でここを選んで正解だったなと思いました。

 

 

お値段

 

きっと、ここが一番気になるでしょう。

僕はいたって普通のサラリーマン。

不動産収入で寝てるだけで100万稼ぐ人なわけでもなく、1クリックで1億円を手に入れてドバイに住んじゃうタイプでもない。

 

事前にいくつかのクリニックを調査したところ、ヒゲ脱毛の相場は大体5万円くらいから10万円くらいまで。気軽にポンって出せる金額ではない。

 

 

 

しかし、我が湘南美容外科

1番基本的な、アゴ下・アゴ・鼻下6回コースがなんとお値段、29,800円。

これは、安い。

「芸能人、モデルが所属!」みたいな風俗くらいな価格になった。

 

さらに、僕が偶然発見した

「お正月限定1万円引きクーポン」という大盤振る舞いにもほどがある神クーポンが適用され、税込19,800円。

 

いつのまにか「そこそこいい性感マッサージの90分コース」くらいのお値段になったのだ。

 

女の子とご飯に行く時にクーポンを使う男は嫌われるというが、湘南美容ではそんなことはない。

 

「あのぉ…クーポン使いたいんすけど…」

と恐るおそる尋ねる僕に対しても

「はい、大丈夫ですよー!」と爽やかに対応してくれるスタッフさん(美人)。

 

「クーポン使ったらしいよ笑笑」と院内中からクスクス笑われると覚悟していた僕にとって、湘南美容は優しすぎるくらいだった。

 

施術内容

今回僕がお願いしたコースは、「アゴ下・アゴ・鼻下6回コース」というスタンダードなコース。全6回を半年くらいかけて進めていく。

 

実は今回の1回目の前に、1度相談&お支払いで新宿レーザー院を訪れている。

その際に施術の方法や金額の説明、注意事項などを教えてもらった。もちろん相談は無料なので、みなさん気軽に行ってほしい。個人経営のバーとかカフェよりは格段に行きやすいと思う。関係ないけど、あぁいう一見さんお断りの雰囲気を出しているお店はすごく損をしてると思う。

 

話は戻り、施術のこと。

今回僕が使用する機械は、メディオスターという比較的新しめの機械。今までの機械が戸田恵梨香ぐらいだとしたら、メディオスターは広瀬すずくらいだと思ってほしい。

見た目は、妊婦さんがお腹の検査をするアレに似ている。f:id:okshunpi:20190224191351p:image

 

詳しい説明はググってほしいが、ヒゲを生産している場所に栄養を与えるバルジ体とかいう場所をぶっ壊すらしい。現場の人間に言っても変わらないから、金を出してるスポンサーを攻めちゃおうという発想である。

 

事前に受けた注意事項としては、

  • 人によって感じ方は違うけど、痛いよ。
  • 黒いものに反応するから、日焼けしないでね。
  • 保湿しっかりしてね。
  • 施術した日は、お酒飲んだり運動しないでね

というシンプルなもの。

これくらい守れないとヒゲを脱毛するというハイソサエティな体験はできないのである。

 

 

さて、実際に施術室に通された僕。

残念ながら担当してくれたスタッフさんは男性だったが、笑顔が素敵な優しい人だった。ぶっちゃけめちゃくちゃ緊張していたので、むしろ男性でよかったです。

 

施術の流れ

まずは簡単な説明があって、蛍光ペンみたいなので施術範囲を描いていく。顔面がキャンバス状態である。

そして仰向けの状態に寝た僕に、レーザーから目を保護するためのキャップを付けられる。

ウルトラマンに変身するメガネ的なやつである。f:id:okshunpi:20190224191955j:image

 

男子ならみな分かると思うが、こういうのを付けるとなぜがテンションが爆上がりする。

「あっ僕はウルトラマンになったんだ。この後の施術なんて怖くないぞ!強いんだぞ、僕は!」という気持ちにすらなる。もしかしたら、患者の気合を入れる作用もあるのかもしれない。凄いぞ、ウルトラマン

 

そして、顔にジェルを塗っていよいよ施術スタート。ちなみにジェルはそこそこ冷たいので注意してほしい。僕みたいに「ひゃっ!」という漫画のヒロイン的な声を出してしまい、恥ずかしい思いをして欲しくない。

 

施術は比較的痛みの少ないアゴからスタートするらしい。

「じゃあ始めますねー」というお兄さんの声とともにレーザー照射が始まった。

 

実際、痛いの?

これも気になる大きなポイントだろう。

口ではみんな「別に痛いのとかオレ大丈夫だしっ!」と見栄をはるが、できることなら痛い思いをしたくない。大人になってから痛くなるのは、失恋をしてしまった時と深夜テンションでTwitterにポエムをのせてしまったときでいい。

 

あくまで僕の感想だが、施術場所別に痛さを解説していこう。

 

アゴ

まずは最初にレーザーを照射したアゴ

照射されてまず思ったのは、「あれ、意外と痛くないぞ?」だった。たしかにチクチクするような痛みはあるが、我慢できないほどではない。

事前に調べた感じだと、「輪ゴムでパチンってされる」とか「爪でギュって押される」とか書かれていたが、僕のイメージだと

「先端を熱した針で初心者が北斗百裂拳」という感じだった。我慢もできるし、この段階では僕も涙目にはなっていなかった。

 

アゴ

ここが1番痛くなかった。

皮膚も分厚いし、毛もそんなに生えてないからなのだろうか。余裕すら感じる痛み。涙腺がガバガバで有名な僕の目も、乾き切っていた。

 

鼻下

結論から言うと、痛い。

さっきまでのアゴの痛みは何だったのか。倒したと思ったボスが復活して、「フハハハハ、真の姿で貴様を葬ってやろう!」みたいな意気込みを感じる痛さ。

あとでスタッフのお兄さんに聞いたら、皮膚が薄いから大体の人が1番痛いらしい。個性派を気取っていた僕も、大衆と何ら変わらないということか。

 

とにかく、痛かった。自分の指をつねって耐えようとしたけど、めちゃくちゃ涙目になった。

ホットロード」の映画よりは泣いたけど、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」よりは泣かないくらい。

 

口角

伏兵。

鼻下が終わって安心してたら、予想外の痛みでビックリした。C・ロナウドのシュートが外れたから安心したら、こぼれ球をマルセロにぶち込まれた感じ。しかも口角は右と左に1個ずつある。両サイドバックが上がってくるのは現代サッカーでは当たり前だけも、まさかそれが僕の顔面上で展開されようとは。

華麗なオーバーラップで、僕の涙目を加速させましたとさ。

 

以上が痛みレビューである。

感じ方は本当に人それぞれだが、僕としてはギリギリ耐えられる際どいラインって感じだった。ちなみに有料にはなってしまうが、笑気麻酔を使用することもできるらしいので、痛みに弱い現代っ子でも安心である。

 

ご帰宅

施術終了後は、次回の予約をして帰宅。

レーザーを当てた場所が赤くなってしまう人もいるらしいが、僕は大丈夫だった。これもひとによって違うらしく、やってみないとわからないとのこと。お酒も飲めないし、大事な予定の前とか街コンに行く前にヒゲ脱毛を予約するのはあんまりおススメしないかも。

 

まだ初回なので、僕のヒゲ達には何も変化見られない。スタッフさん曰く、大体術後2週間くらいでちょっと変化を感じるらしい。楽しみである。

 

これから

まだあと5回も施術が残っているので、その度にレビューをしていこうと思う。

もし全然関係ないことをブログにしていたら、「あっ、こいつハマったな」と思ってほしい。いつのまにかアフィリエイトでガッポガッポになっているかもしれないし、インスタにダニエルウェリントンの時計を投稿しているかもしれないが、許してほしい。そういうのに憧れる年頃なのだ。